電波に関する注意

本装置(SA-W2L)は、2.4GHz帯および、5GHz帯の電波を使用します。また、3G/LTE 利用時は利用するキャリアに応じた周波数帯の電波を使用します。本装置の使用にあたり無線局の免許は必要ありませんが、以下の注意をご確認ください。また、本装置は日本国内でのみ使用できます。

本装置が使用する2.4GHz帯では、電子レンジ等の産業・科学・医療機器のほか工場の製造ライン等で使用されている移動体識別用の構内無線局、および免許を要しない特定小電力無線局、並びにアマチュア無線局等が運用されています。

本装置は2.4GHz全帯域を使用する無線設備であり、移動体識別装置の帯域を回避可能です。変調方式はDS-SS方式及びOFDM方式を採用しており、想定干渉距離は40m以下です。

本装置はIEEE802.11ac、IEEE802.11n(5GHz)、およびIEEE802.11a通信利用時は5GHz帯の電波を利用します。5.2GHz帯(W52)および5.3GHz帯(W53)の電波の屋外使用は電波法により禁じられています。

Table 1. 本装置が5GHz帯で使用するチャネル
帯域 チャネル
5.2GHz帯(W52) 36, 40, 44, 48ch
5.3GHz帯(W53) 52, 56, 60, 64ch
5.6GHz帯(W56) 100, 104, 108, 112, 116, 120, 124, 128, 132, 136, 140ch

5.3GHz帯(W53)または5.6GHz帯(W56)を使用する場合は、法令により次の制限事項があります。

  • 各チャネルの通信開始前に、規定された期間レーダ波検出を行います。この期間内は通信できません。
  • 通信中にレーダ波を検出すると自動的にチャネルを変更する場合があります。これにより通信が中断されることがあります。

本装置には、電波法に基づく工事設計認証済みの無線装置を内蔵しています。以下の事項を行うと法律で罰せられることがあります。

  • 本装置を分解/改造すること
  • 本装置に貼ってある証明ラベルをはがすこと
  • 外部アンテナに、本装置に付属のアンテナ以外を利用すること